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2007年2月 9日 (金)

うどんを食べながらガラパゴスを思う

 ここ数年、花粉症のせいなのか春先に胃がやられることが多い。
今年は暖冬の影響か、それが早く来ているようだ。
昨日の夜も全く腹が減らず、ご飯と納豆しか食べられなかった。

 だから今日の昼も重い料理は避けたいところ。
しかしあっさりした料理というのは意外と難しい。
和食の店でも揚げ物や油っぽい肉を出す店は多いし、
中華・イタリアン・エスニックは論外。
かといってそばは高くて馬鹿馬鹿しいし、
コンビニの飯も食べたくはない。

 そこで、とうとう胃を決してある店の暖簾をくぐった。
その店の名は「はなまるうどん」である。

 香川県出身者にとって県外でうどんを食べるほど鬼門なことはない。
最近の讃岐うどんブームで県外でも自称「讃岐うどん」の店は増えたが、
いい噂を聞いたためしがない。
「はなまるうどん」は一応香川にも店を出しているのだが、
地元での評判も決していいとは言えない。
香川を出て8年にもなるが、
加ト吉の冷凍うどん以外は口にしたことはなかった。

 店の前のディスプレイを見て1つため息。
もうこの時点であまり期待できないことがはっきりする。
なんというか、麺にコシと輝きがない。
地元にいるときは別に讃岐うどん信者ではなく、
食べる機会も多くなかったのだが、
それでも写真を見ただけで分かってしまうあたりが悲しいところ。

 食べてみると案の定。
讃岐うどんというより、
学校給食で配給される「ソフト麺」に近い代物。
出汁も何を使っているのか微妙に香りが変、というか強すぎる。
おでんもこんにゃくには弾力がなく、豆腐も不味い。
スジ肉だけは唯一まともだった気がした。

 ただ、かけ小とおでん3品で400円そこそこは悪くない。
相場的にも香川と大きく違わないと思う。
これには救われる思いがする。

 いったいなぜ東京の連中は千円近くもする蕎麦を平気で食べるのか。
どう考えたってファーストフードに過ぎないはずなのに、
通ぶって大枚をはたく神経を理解できない。

 うどんも蕎麦も所詮はファーストフードである。
高くても500円以内で食べられるのが正しい姿だ。
最近は変なブームに浮かれて讃岐うどん信者が増えてしまったが、
地元では安くて旨いから食べているに過ぎない。

 それに旨いといってもファーストフードの範疇でのことだ。
高校時代の恩師は「うどんは所詮小麦と塩を練ったもの」と言いながら
フランス料理屋でフォアグラを食べてたっけ。
それが正しい感覚というものです。

 そもそも讃岐でうどんが受け入れられたのは、
原材料が取れやすかっただけのことだ。
丸亀の小麦、瀬戸内の塩、小豆島の醤油。

 香川には年寄りが多いからいまだにうどんは人気があるが、
若い人はマックやケンタッキーに行ってるし、
最近はフレンチ・イタリアンの店も増えてきた。
それでも所得が低い人が多いし、
女・年寄りの雇用先としても製麺所・うどん屋は重要だから、
今後もそれなりにやっていくのだと思う。
(まあ、使ってるのはオーストラリア産の小麦だが)

 だが讃岐うどんの県外での受容のされ方を見ると、
おそらく本物の讃岐うどんが食べられる可能性は低いままだろう。
文化の画一化が懸念されている日本においてすら、
他の文化の受容がどれほど難しいことか。
いわんや他国においては、である。

 続く

(追)問題。話はここからどうやってガラパゴスにたどり着くのでしょうか?

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